浮力って何だ?

トモノリスキー

2008年02月20日 08:54

 ウキの場合「浮力」というのは海水に浮こうとする力のことです。例えば3Bと表示されたウキはガン玉3Bの力で浮こうとしますから、これを海面ギリギリになるようにするには3Bの重さを加える必要があります。つまり、3Bの水中ウキやガン玉を付けることができるわけです。

 波の高さや潮の速さや狙いたいタナの深さに応じ、3Bの水中ウキやガン玉が必要であれば浮力3Bのウキを、4Bの必要な時は4Bのウキを選べばよい、そういう選択の目安と思って下さい。ただ、海には波もあれば風もあり、潮の流れもあれば塩分濃度の違いもあります。ウキの下にサルカンも付けますし、ハリスやハリも付き、それらに加わる抵抗がウキを沈める力となって働きますから、通常のウキは多少多めに浮力を与えています。

 これが「与浮力」です。釣研では標準的な仕掛けを付けた状態でも海面に浮いた状態となって初心者でもウキの変化が見やすい程度の与浮力をプラスしていますが、与浮力を「+G2」「+B」といった表示で表しているウキもあります。このようなウキはよりシビアな浮力設定をしたい人にお勧めです。

 また、インテグラル表示という浮力表示をしているウキもあります。左下の数字のガン玉を付けると適度な与浮力を残した状態(これを標準浮力と言います)となり、右下の数字のガン玉を付けると海面ギリギリ(これを限界浮力と言います)になるという意味です。海の状況や釣り方に合わせてこの2つの数字の範囲内でガン玉の重さを調整すれば、あなたが求める浮力を得ることができます。

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