感度・重心って何だ?

トモノリスキー

2007年07月26日 20:48

 外的な力を感じる度合いのことを「感度」と言います。ウキの場合は例え浮力をギリギリに調整しても、サイズや形状などによって感度は変わります。魚がツケエをくわえて泳ぎ出すとウキは沈みますが、サイズが大きく太いウキほど沈む時に生じる抵抗は大きくなってしまいます。これは慣性力の抵抗(加速度の抵抗)と流体力の抵抗(流れの抵抗)が影響するためです。

 また、ウキの重心も感度に関係します。重心の低いウキは復元力(元に戻ろうとする力)が大きいため、安定がよいのが特徴です。反面、魚が引いた時にも復元力が働くため違和感を感じた魚がハリを吐き出すこともあります。

 重心が低いと揺れる幅は小さいけれど揺れる加速度が早くなり、反対に重心が高いと揺れる幅は大きい代わりに速度は遅くなります。客船はそのバランスを考えて重心の位置を決めているのです。ウキも状況や釣り方に合わせて重心の位置が違うものを選ぶべきなのかもしれません。

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